イマジン

 

遅くなりましたが、

あけましておめでとうございます。

一年もあっという間に過ぎてしまいました。

毎日がとても忙しかったけれど、

たくさんの人と出会い、たくさん話ができた

本当に実りある一年でした。

 

号泣

お正月の朝にベットでゴロゴロしながら、

ユーチューブを見ていた時に、

中学生の時から大好きだったRCサクセションの動画がありました。

以前の記事で、被害後に私が音楽を聴くことが

できなくなってしまった記事(天国じゃなくても 楽園じゃなくても)を書きました。

私の加害者は某音大出身だったためか、

自分の大学出身のミュージシャンをとても見下していたのです。

その同級生のしかりで、数人で集まっては言う事もはばかるような言葉で、

馬鹿にしていたんですね。

私が大好きだったミュージシャンの事なんて本当に言葉で愚弄していたんです。

その事と被害の事が重なって、

私はずっと大好きだったRCサクセションの曲がきことができませんでした。

淋しい夜や父が他界した後、ずっと私の傍らにはRCが流れていて、

私にとっては子守歌みたいな感じでした。

でも今年は、たまたま動画の候補に出てきたこともあって、

勇気を出して「イマジン」を聞いてみたんです。

「イマジン」を聴いていたら、私は声をあげて号泣してしまいました。

性犯罪に遭ったために、4年も耳にする事ができなかったけれど、

あの独特の声で、今の私の気持ちを歌ってくれたから。。

 

想像してみて

被害後、私は(多分、当事者の方はみなさんだと思うのですが)

「生きていたくない」って思います。

だって、どんなに頑張っていきても記憶はきえないから。

 

だけど、想像してみて。。

あなたが死んでしまった後の加害者の事。

誰かを傷つけたのに、その傷つけた人がいなくなることで、

加害者の罪はなくなり、楽しそうに生きていく姿を。。

そして、想像してみて。。

あなたが死んだしまったら、大切な人、

これから出会うであろうあなたを支えたいと思っている人が、

ずっと救えなかった事を悲しみ続ける姿を。。

 

生きている限り、記憶は消えないし過去は変えられない。

だけど、誰か一緒なら絶対に生きていくことはできるはず。

そして、被害の事よりも支えてくれる人達がいる事を

考えられる余裕ができた時、「生きよう」と必ず思える日がきます。

私はそう思っています。

 

俺たちはファンを選ぶのさ

 

これはキヨシローの名言であり、

亡くなってしまったキヨシローが、

加害者にぶつけている言葉だと私には思えるのです。

音大を卒業しているからと言って、

たったそれだけの理由で他のミュージシャンを馬鹿にする人間に

私の代わりに行ってくれた言葉なのではないかと思うのです。

音楽という芸術をなんであれ人を傷つける人に、

RCの歌なんて聞いてほしくないと言っているように、

私には聞こえるのです。

 

私も言います。あなたは決して一人じゃない。

 

 

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