2019/07/27

暖かい心

 

 

 

一昨日、昨日はとても賑やかな週末でした。

雨上がり決死隊の宮迫さん、

ロンドンブーツ1号2号の亮さんの記者会見、

それを関わる芸人さん達の様々な言動や、

組織や社会を取り巻く環境等、

興味を持ってみた方も多かったのではなでしょうか?

今年は性犯罪や虐待、その他大きな事件がありましたが、

その事件一つ一つは本当に重たいものなのに、

全てが参院選のプロパガンダ材料に使われていて、

何一つ解決しようとしていない感が否めなかったように感じ、

随分と気持ちが沈んでいました。

今回の芸人さん達の事と政治の事とは

全く関係ないように見えるけれど、

今の疲れ切った私達国民にとって、

一番大切なもの、必要なものを

ダウンタウンの松ちゃんはじめ、

芸人さん達が教えてくれたように

私は強く感じました。

 

言葉ではなく行動で

 

今月は行く先々で参院選の街頭演説を

よく耳にしていました。

手渡されるパンフレットには、

考え抜かれた言葉、整合性のとれた文章で

いろんな公約が書いてありました。

でも、そのパンフレットを手渡せるとき、

 

「良かったらどうぞ!

駅の入り口に本人もいますので、

良かったら直接要望を話してみてください!」

 

そんな事を言われながら手渡されました。

その時点で、なんとも有権者に上から目線なのだろうかと、

そんな人のする公約なんて到底信用できないなと

不快感しかありませんでした。

頭が良いので、パンフレットに書いてあることや、

口から出る言葉はすごく整ったものなのに、

私の心には何も響いては来ません。

それに対して、先に述べた芸人さん達は

どうだったでしょうか。

何かを伝えるにはあまりにも言葉は乏しく、

誤解を与えかねない様な煮え切らない言動でした。

でも、彼らが何を言いたいのか、何を思っているのかは

私にはしっかりと伝わってきました。

それは、宮迫さんや亮さんの流す涙、

ダウンタウンの松本さんが話している時の表情は、

人間として、決して失ってはいけないもの、

 

「大切なものを守りたい。」

 

その気持ちは痛いほど伝わってきて、

まだまだ日本は捨てたもんじゃないな、

もう少しだけ頑張ってみようという勇気を

私はもらえました。

 

私達が必要としているもの

 

 

宮迫さんや亮さんの会見の様子から、

双方で代理人である弁護士を付けた事が理解できます。

しかしながら、代理人は自分たちの依頼主の要望が優先となりますから、

相手との直接的な意思の疎通は難しくなります。

これは別に代理人弁護士が悪いのではありません。

弁護士は中立でなければいけないという性質上、

自分が依頼した弁護士であっても、

弁護士個人の意見や見解を述べないようにしているのです。

でも、そういった事を依頼する側もしっかり理解していないと、

今回のように疲弊しきってしまい、

まるで自分たちだけが悪いのではないかと思ってしまうのです。

そして、どんどん孤立していき、

強い方が正しいとされてしまうのですが、

 

今回のダウンタウンの松本さんが言った言葉、

 

「何か問題のある子がいたらその子の面倒を俺が見るから、

お笑いが好きな子を捨てるような事はしないでくれ。」

 

この言葉は、傷だらけになってしまった2人に

どれだけ大きな支えになっただろう、

どれだけの人を救っただろうと私は思うんです。

どんなに傷だらけになっても居場所がある事、

どんな自分でも受け入れてくれる人がいるという事は

人間として生きてく為の大きな力になります。

ただ難しい言葉を並べた見えない将来を話されるより、

もっと具体的に、自分たちは今何をしたら良いのかを

教えてくれる方がどれほどありがたい事か。。

一緒に闘って、歩いてくれる事がどれだけ助けられることか。。。

 

私達人間にとって、自分には「居場所」があって、

そして必要とされている感じる事が

生きていくために一番必要な事だという事を

決して忘れてはいけないと私は思いました。

 

今回の記事と、性犯罪被害は全く関係ないように思えますが、

犯罪は暴力そのものです。

何かの拍子に人間関係のパワーバランスが著しく崩れ、

起こっていくものです。

それを防ぐことができるのは、

誰かを思いやる暖かい心と、

弱った人を守る優しさという強さなのです。

 

私が誇りに思う事

 

私は以前記事にも書いたのですが、

被害後のトラウマにより音楽を聴くことができませんでした。

過去記事 「天国じゃなくても、楽園じゃなくても」

外出もできず、ただ家に閉じこもり、

自傷行為を繰り返した居ました。

そんな暗闇から私を出してくれたのは、

芸人さん達の「笑い」でした。

誰かと笑い合う事は出来ないけれど、

だけど、お笑いを観てだったら笑える、

そして、ミュージシャンの音楽は聴けないけど、

芸人さんの歌う曲は聴ける、

普通にには戻れないけど、

少しずつ日常生活を取り戻して来れたのは、

そんな芸人さん達の動画なのです。

全く逢ったことはないけれど、

実は小さい時から一番身近にいて、

いつも見ていた人達、いつも傍にいて支えてくれた人達。

そして、今回の騒動を観ながら、

一緒に泣いて、涙と一緒に少し心のモヤモヤは晴れました。

そして、こんなに心の暖かい人が残っている

日本を私は誇らしく思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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