まだだ。。もう少し生きてるぞ。。

 

アニメ、ワンピースのドレスローザ編で、

コラソンがローを逃がすときのこのセリフが私は大好きです。

ドフラミンゴに銃で撃たれ後、ローが完全に逃げ切れるほんの少しの時間、

その時間を稼ぐために、必死で息をするコラソンの姿を見ると、

私は「力」をもらえるんです。

 

命をつなぐ力

 

 

被害にあった3年前、私は今日の事なんて想像もつきませんでした。

毎日、被害の事が頭から離れなくて、毎日、体中を傷つけて、

どうしたら死ねるだろうと、それしか考えていませんでした。

私が死にたいと思っていた理由は被害だけではなく、

その後、様々な法的手続きのために行った行政窓口や関係機関での二次被害も

大きな原因でした。

残念ながら、日本では性的な事を歪んでみてしまう傾向の人や、

できれば関わりたくないと思う人が多くいます。

助けを求めた窓口にそんな人がいて、対応されたら当事者にとっては、

地獄に突き落とされるほど、ショックを受けます。

私は受けました。

その対応が行政関係の窓口であるなら、

 

「私が普通に生きる事はもう許されないのだ。」

 

そんな風に感じていました。

 

でも!あきらめないで!

 

そんな人もいるけれど、そうでない人も必ずいるのです。

私にはいました。

それは、支援機関の人の中にもいたし、医療関係者の中にも少数ながらいたのです。

だけど、私の命を一番繋ごうとして奮闘してくれた人は、

全くそういった世界の人ではありませんでした。

至って普通の一般の人です。

私がこうしてブログを書くことを教え、「書く」事で被害の事を体外に出すこと、

もう一度、誰かを信じる事を教えてくれた一般の人がいます。

私達当事者は被害後、傷つくのが怖くて、

なかなか新しい人とつながるのが難しくなるため、

どうしても、自分の状況を理解してくれ、

そのつらい気持ちを少しでも和らげてくれる

「支援」という世界に閉じこもってしまいがちです。

でも、先にも書いたように、

支援や医療に携わっていても無神経な人といるよりも、

一般の人でも、どんな自分でも受け入れ、

生きてほしいと願っている人と関わる事の方が、

自分の命を繋ぐ大きな力を持っています。

 

民間、一般だからできる事がある

 

公的な「支援」は時に、

 

「してもらっている。」

 

そんな感情を当事者にもたせてしまう場合があります。

そしてその感情は、やがて「遠慮」という大きな負担になってしまうのです。

そのため、いろんな支援団体があってもなかなか当事者本人が心身共に自立できるまで、

支援を受け続けるのが非常に困難なのではないかと、

私は感じています。

 

 

以前、記事にも書いたと思うのですが、

支援する側の人は支援するための講習や勉強をします。

それが悪い事ではありませんが、

得た知識から、当事者本人の個性や気持ちを

 

「被害者心理」

 

それに沿ってしか理解する事になってしまう時もあるのではないでしょうか?

私たちは被害者です。

だけど、弱い訳でも、そして愚かな訳でもないのです。

ただ、違う点は「判断力」と「行動力」です。

あまりにも忌まわしい記憶が障害となって、

その場面を思い出すと冷静でいられなくなる。。その点しか違わないのです。

 

では一般の人ではどうでしょうか?

最初は私が被害当事者であろうとなかろうと、

優しいか、優しくないかは別として、態度はあまり変わりません。

でも、それは私が性犯罪被害者であったとしても、

弱者であるという差別意識がないからではないかと私は思っています。

その行動は、私達当事者が社会の一員であると認めてくれている証拠でもあり、

それが、当事者の自信にもなっているんです。

まさにこれは、一般、民間の人にしかできない素晴らしい事なのです。

 

繋いでもらった命だから

 

そんな風に私は命を繋いでもらいここまで生きてこれました。

だから、私はもう少し生きて、

もっと、たくさんの人の命を繋いでいける就労支援活動を始めました。

どれほどの人が楽になるか、

どんな結果になるのか、私にはわかりません。

だけど、一人でも多くの人が少しでも自立できるまで、

コラソンの言った言葉通り、

 

「もう少し生きてるぞ。。」

 

そんな気持ちです。

 

 

 
 

 

 

 

そして私が感謝してやまない松原さん。

どんな状況の私であっても、みんなと同じようにウェブの勉強を教えてくれて、

本当にどうもありがとうございます。

私に「書く力」と「伝える力」をくれて本当にどうもありがとうございます。

どんなカウンセリングよりも、松原さんが書くブログ記事に、

私はいっぱい癒されました。

そして何よりも、「生きよう」という気持ちを一緒に作り直してくれた事を、

私にいろんな力をくれました。

私が大好きなりりちこさんに、カードも作ってもらいました。

たくさんの力が集約されたカードが一人でも多くの人の手に渡り、

私たちが支えていけたら嬉しいです。

 

そして、これを読んでいるみなさんの力になれれば、

私は本当にうれしいです。

 

 

参照サイト:ブログマーケッター JUNICHI

 

 

 

 

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